

夕方
そして、その時は突然訪れた。夕方に差し掛かった頃、エントランスの自動ドアが開いた。そこに現れたのは、昨日と同じ白いTシャツにジーンズ姿のB氏だ。 俺は身構え、カメラを構える。彼の後ろに、影のようにぴたりと寄り添う女性の姿があった。 「……!」 hy東京探偵事務所...
8月9日


次の日
次の調査日。朝から俺はB氏のマンションの前に張り付いていた。今日もまた、真夏の太陽がジリジリとアスファルトを焼き付ける。 時折、集中力が途切れて、意識が遠のきそうになる。探偵稼業は、こんな地味で辛い時間の積み重ねだ。 それでも、俺は決して視線をエントランスから離さなかった。...
8月8日


コンビニ
B氏は、そのまま近所のコンビニへと入っていった。俺は少し離れた場所から、彼の様子を伺う。 店内に入った彼は、真っ先に弁当コーナーへ向かい、手際よく数個の弁当をカゴに入れた。 その後、レジで会計を済ませ、特に寄り道することもなく、そのままマンションへと帰宅した。...
8月7日





















