

浮気の証拠写真
2人は乗車し、そのまま発進。 この瞬間、 証拠写真が成立した。 浮気現場の入退館、そして人物特定。これだけあれば、証拠としては十分に法的価値がある。 車両班とバイク班は、再び尾行態勢に入り、ワンボックスの帰路を追い始めた。 hy東京探偵事務所 町田オフィス ...


やっと出てきた
ホテルの出入口が開き、黒のワンボックスに向かって歩いていく2人の姿が現れる。 ピントがずれないようにカメラを合わせる ――数枚、角度を変えながら撮影していいく。 浮気妻はマスクをしていたが、服装と髪型、動きの癖から本人であることは明らかだった。...


手持ち撮影
この作業がまた難しい。 網越しになるためピントが微妙にズレやすく、カメラのモニターを見ながら手動でピントを調整し続けなければならない。つまり、 ほぼ手持ち撮影のような集中力 が求められる。 対象者たちはラブホテルに入ってから、約3時間が経過した。...


泣き寝入り
結局、カメラの代わりに残ったのは犬のよだれまみれになったフリースだけ。張り込み調査中という事情がなければ、文句のひとつも言いたいところだった。 ――泣き寝入りだ。 (まぁ、調査じゃなければこんなところにフリース置かないけどな……笑)...


散歩のおじさん
30分ほど経った頃、ジョギングがてら散歩している様子のおじさんがこちらに近づいてくる。気にせず通り過ぎるかと思いきや、連れていた犬がフリースに興味を示し、クンクンと鼻を押し付け始めた。 「マジかよ……」 犬はフリースを咥えて引っ張り出そうとし、あろうことか中のカメラまで引っ...


気がかり
素人目には落し物にしか見えないが、内心はひやひやしていた。 カメラとは気付かれないと思うが・・・ ――拾得物としてショッピングモールのスタッフが回収してしまう可能性もある。 フェンスのカメラを気にしながら張り込みをしていた。 張り込み中、そんな懸念が現実になった。...


カメラをカムフラージュ
駐車スペースが極端に狭く、車内からの張り込みには適さない。ホテルの駐車場に停めてしまえば逆に目立ってしまうリスクがある。敷地のすぐ向かい側にある小規模なショッピングモールの駐車場。ここに車を駐車すれば、ホテルの出入口をほぼ真正面から撮影できる。...


古びたホテル
ホテルの外観はやや古びた雰囲気で、外壁には時代遅れのネオンサインが輝いていた。金曜の夜ということもあり、駐車場にはちらほらと他の車の姿も見える。 今回のラブホテルには大きな問題があった。 hy東京探偵事務所 町田オフィス ●TEL:042-732-3534...


証拠の撮影
看板の明かりが灯るホテルの敷地内にゆっくりと進入する黒い車体。 探偵たちはそれを見届け、証拠を撮影する。 天候はやや曇り。肌寒い海風が車体を撫で、張り込みの車内には静かな緊張が満ちていた。 こうして、金曜日の調査は順調に進行し、次の決定的瞬間を待つ時間へと移っていった。...


ホテルへ
車両は市街地へ向かって走行。途中、コンビニに立ち寄り、運転手の男が車内に軽食と飲料を持ち込んだ。 浮気妻は車外に出ることなく、そのままワンボックス内に留まっていた。 そして数十分後、ワンボックスは郊外のラブホテルへと入っていった。 hy東京探偵事務所 町田オフィス ...