

手持ち撮影
この作業がまた難しい。 網越しになるためピントが微妙にズレやすく、カメラのモニターを見ながら手動でピントを調整し続けなければならない。つまり、 ほぼ手持ち撮影のような集中力 が求められる。 対象者たちはラブホテルに入ってから、約3時間が経過した。...
4月27日


泣き寝入り
結局、カメラの代わりに残ったのは犬のよだれまみれになったフリースだけ。張り込み調査中という事情がなければ、文句のひとつも言いたいところだった。 ――泣き寝入りだ。 (まぁ、調査じゃなければこんなところにフリース置かないけどな……笑)...
4月26日


散歩のおじさん
30分ほど経った頃、ジョギングがてら散歩している様子のおじさんがこちらに近づいてくる。気にせず通り過ぎるかと思いきや、連れていた犬がフリースに興味を示し、クンクンと鼻を押し付け始めた。 「マジかよ……」 犬はフリースを咥えて引っ張り出そうとし、あろうことか中のカメラまで引っ...
4月25日


気がかり
素人目には落し物にしか見えないが、内心はひやひやしていた。 カメラとは気付かれないと思うが・・・ ――拾得物としてショッピングモールのスタッフが回収してしまう可能性もある。 フェンスのカメラを気にしながら張り込みをしていた。 張り込み中、そんな懸念が現実になった。...
4月24日


カメラをカムフラージュ
駐車スペースが極端に狭く、車内からの張り込みには適さない。ホテルの駐車場に停めてしまえば逆に目立ってしまうリスクがある。敷地のすぐ向かい側にある小規模なショッピングモールの駐車場。ここに車を駐車すれば、ホテルの出入口をほぼ真正面から撮影できる。...
4月23日


古びたホテル
ホテルの外観はやや古びた雰囲気で、外壁には時代遅れのネオンサインが輝いていた。金曜の夜ということもあり、駐車場にはちらほらと他の車の姿も見える。 今回のラブホテルには大きな問題があった。 hy東京探偵事務所 町田オフィス ●TEL:042-732-3534...
4月22日


証拠の撮影
看板の明かりが灯るホテルの敷地内にゆっくりと進入する黒い車体。 探偵たちはそれを見届け、証拠を撮影する。 天候はやや曇り。肌寒い海風が車体を撫で、張り込みの車内には静かな緊張が満ちていた。 こうして、金曜日の調査は順調に進行し、次の決定的瞬間を待つ時間へと移っていった。...
4月21日


ホテルへ
車両は市街地へ向かって走行。途中、コンビニに立ち寄り、運転手の男が車内に軽食と飲料を持ち込んだ。 浮気妻は車外に出ることなく、そのままワンボックス内に留まっていた。 そして数十分後、ワンボックスは郊外のラブホテルへと入っていった。 hy東京探偵事務所 町田オフィス ...
4月20日


尾行の開始
次の瞬間、黒のワンボックスの助手席のドアが開き、浮気妻が乗り込むのを遠目に確認。そのまま車両は走り出した。 バイク担当の探偵が即座に尾行を開始。距離を取りつつ、カメラで車両の後部と周囲の状況を撮影。数分遅れて、調査車両も尾行に加わった。 hy東京探偵事務所 町田オフィス ...
4月19日


同じ動き
そのとき、無線が鳴った。 「前回と同じ黒のワンボックスが停車しました。位置は前回と全く同じです」 報告を受け、メインの探偵も緊張を高める。 そして、定刻どおり浮気妻が勤務先から姿を現した。 前回とまったく同じように、彼女は裏手へと向かい、大型トラックの死角へと入っていった。...
4月18日























